講演1. 枯れるように死にたい―「老衰死」ができないわけ―(仮)
~~人工栄養という延命医療が高齢者から自然な最期を遠ざける~~
田中奈保美様は、姑の終末期に寄り添いながら、老人施設と介護スタッフ、高齢者の家族などに取材を重ねてこられました。終末期で食べられなくなった高齢者の鼻や胃に管を通し、生命維持のためと無配慮に施される人工栄養。この延命治療で自然死から遠ざけられた結果の長生きは、果たして幸せなのか……。「人間らしい最期」とは何か。家族と自分のためにいま、知っておきたいことは何かを問う。終末期の医療の現状についてご講演いただきます。
~~認知症の人のケアは、つながりを大切に!~~
認知症の人が300万人(推計)を突破し、地域の支援体制の充実は喫緊の課題です。東京都健康長寿医療センターは、東京都が設置した認知症疾患医療センターのひとつであり、認知症疾患医療センターの役割は、認知症の人が地域で安心して生活できるよう、医療機関同士、医療と介護の連携の推進役です。認知症になっても、住み慣れた家、住み慣れた地域で暮らすには、認知症のことを理解してくれる家族や地域の人々が最も大切な社会資源です。
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所研究部長 粟田主一様から、認知症の原因疾患と症状、認知症のための医療資源・介護資源についてなど、安心して暮らせる社会についてご講演いただきます。
会場 住宅金融支援機構 本店1階すまい・るホール(東京都文京区後楽1-4-10)
http://www.jhf.go.jp/about/tenpo/honten.html
<お申し込み方法>
参加申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXまたはE-mailにてお申し込みください。
参 加 費 : 一般の方はお一人様につき3,000円をいただきます。
会員は無料です。