9月26日に一般社団法人高齢者住宅振興機構の設立記念シンポジウムを開催しました。
開会にあたり、主催者の樋口武男代表理事(大和ハウス工業㈱代表取締役会長)より、「当機構の活動の実質的なスタートは本日である。このシンポジウムは当機構の役割と今後の活動の方向性についての共通認識を助成するとともに広く一般に発信するもの」との挨拶をいたしました。
来賓には、国土交通省 川本住宅局長と厚生労働省 宮島老健局長に公務ご多忙の中お越しいただきました。川本局長からは、「高齢者にとって安全で、安心して住める場を作るのは、大きな政策上の課題である」、続いて宮島局長から、「高齢者が住まいを移さなくても医療や介護などのサービスを受けられる地域を構築する必要がある」とのお話をいただきました。
基調講演には、藻谷浩介氏(㈱日本政策投資銀行 地域振興グループ 参事役)をお招きし、「現役減少・高齢者急増時代の社会経営」と題した講演をしていただきました。たくさんの資料をご紹介いただき大変参考となりました。
引き続き、「これからの高齢者の住まいに求められるもの」をテーマに髙橋紘士氏(㈶高齢者住宅財団 理事長)、石原美智子氏(社会福祉法人 新生会 名誉理事長)、園田眞理子氏(明治大学 理工学部 教授)、辻哲夫氏(東京大学 高齢社会総合研究機構 教授)、藻谷浩介氏によるパネルディスカッションを行いました。高齢者の新たな住まいのあり方の提案・介護サービスの現状と課題・地域で支えるケア等について限られた時間いっぱいまで各先生に貴重なご意見をいただき、盛況のうちに終了しました。
ご参加された皆様には、長時間ご聴講いただきましてありがとうございました。